エフェクター

Ammoon PP-1 Isolated Power Supply

2021年 06月 07日 21:42 | カテゴリー: エフェクター
2021年 06月 07日 21:42
エフェクター

エフェクターボードの電源を見直そうとAmazonでなんかないかな?と探していたところ、大きさ的に1つだけ目をつけていたのがあったのですが、いざ買おうとしたときに品切れ。一週間待っても変わらないので、他のを物色中に思わぬものを見つけました。

大きさはバッチリ。しかもIsolatedだと?で、安い。本当かな?と疑心暗鬼にもなる中華製。さらには本家サイトにも載っていない新製品らしい。

先日自分で「安定化電源(パワーサプライ)の落とし穴」なる記事を出したわけですが、ここへ来て反することをやってしまうのか?と思いつつ、人柱的に良いでしょう、と自分勝手に納得してポチってみました。

 

決め手となったポイント

  1. pp1.jpg大きさ(最初に目をつけたやつよりさらに良い)
  2. ポート数(最大で10ポート=ほとんどが8ポートだった)
  3. Isolated(一番疑わしいところですが)

です。

可変電圧(9V・12V・18Vの切り替え)ポートが2つもあり、まあ自分のエフェクターを見ると9V以外が無かったのと、ちょうど10個なので良いのかな?と。デジタル/アナログの混在時のノイズに関しては確かにIsolatedなら嬉しいのだが...と思いつつ、今現状ではアナログ機器が8台で、デジタル機器が2個しかない(ディレイとハーモナイザー)ので、ノイズが出たらなんとかしようと勢い任せでした。

届いて開けてみると大きさはバッチリ。以前買ったVital AudioのVA−01(旧型の白いやつ)くらいです。あまりに軽いので、もしかして最近流行りのスイッチング式電源かな?と思って開けてみたらトランス式でした。残念。それでも、一応MEF(だったか?Magnetic Electric Field=電磁界)防止なのか、ボディはアルミのアルマイト塗装でそれなりに漏れ防止にはなりそうです。

で問題はIsolatedかどうかということ。まずは出力が、Iは1A対応(随分とでかい)、II〜VIIIまでがEach Max 500mAと書いてある。IX/Xが可変電圧(9V=500mA、12V=375mA、18V=250mAの切り替え)で、ACアダプターが18V 2Aの出力だから、全てのポートで最大は使えないことになります。

ですが、自分の手持ちではどれもそんなにでかい消費電流を持つエフェクターはないので、フルに10ポート使える計算です。

Isolatedかどうかを観るためにテスターで見てみましょう。導通状態にして各端子のアース部分(センターのー端子)を指すと、あ、導通してる。やっぱIsolatedじゃないのか...と思いきや、IXとXの可変ポート2つは完全なIsolatedです。これは嬉しい!デジタル機器が2つだからちょうど良いのです。

がしかし、I〜VIIIのポートの「Each Max 500mA」という表記が気になります。これ、どこかで見たことあるなと思ったら、Providenceの9V PowerSupply(Provolt9)にも同じように「Total Max 600mA  Each 100mA」と書いてあります。

このProvolt9は完全なフルアイソレートではなく、共用のグラウンドを持つタイプなんですが、スターグラウンド配線と言って、グラウンドを1点に集めた配線方法です。このスターグラウンドというのは簡単にいうと、ノイズの点では0ではないものの、アナログとデジタルの機器の混在が可能になる(影響が少ないというべきか)というものだそうで、一応Isolatedとして扱われるそうです。

ですから厳密にはフルアイソレートの方が間違いはないものの、一応デジタル/アナログ混在もできるよ、的な電源です。もちろん物理的にはどんなパワーサプライでも混在可能ですが、いくらスターグラウンド配線とはいえ電気的にはやはりノイズの点で混在はお勧めできません。

 

結論としては...

で、実際このPP−1がスターグラウンド配線なのかどうかはわかりません。ただ確実なのは、可変ボルテージの2ポートだけは完全なアイソレート端子であることです。通常のI~VIIIの8ポートに関しては、なんとも言えませんがアイソレート端子(よくあるアース共通のもの、フルではないもののアイソレートであるみたいな?)ではないかと思います。デジタル機器を同じラインに繋いでみても目立ったノイズは出ていないし(2台程度じゃ出ないか、一応グラウンドループに配慮した配線のためかわかりません)、なんとも言えないところではあります。一応本体にも「Isolated Power Supply」と書いてあるので、信用するならアース共用の分離型(スターグラウンド配線)と捉えるか、2ポートのみFull Isolatedと捉えるか、そこは皆様の判断に委ねます。とりあえず手持ちのエフェクター状況を踏まえて判断するのがよろしいのでは?と思います。

あと出力ですが、電圧が気になるところではありますね。なんと手持ちのテスターがアンペア表示とボルテージ表示ができなくて壊れた状態です。導通テスターとしてしか使えないことに今回気が付きまして(汗)、ちょっとショックでした。ですので実際の出力は測れていません。

しかし前回までの分岐をいくつも持ったACアダプターとは違い、やはり安定したのでしょう。各エフェクターともに元気があります。意外と揺れもの系の音がくっきりしています。揺れが綺麗になったというか、確実に音に影響があります。目立ったところでは分岐の分岐の先に位置していたSilver Houseのトーンの効きが良くなったように聞こえます。PV-1(ボリュームペダル)は本来BossのACAアダプター品です。PSAアダプター品と混ぜて使うことで使用可能ですが、通電時のLEDが明るくなりました。

まあ Isolatedかどうかはっきりしませんが、自分の使用用途には満たされているので、良かったことにします。