モジュレーション系

Flangerの歴史 その2

2011年 05月 12日 00:46 | カテゴリー: モジュレーション系
2011年 05月 12日 00:46
モジュレーション系

最初のFlanger

いろいろと調べてみたのですが、どうもはっきりしません。でもどうやらラックタイプのものが早いようです。Eventide Instant Flangerが1976年、Roland SBF-325が1979年、MXR M-126 Flanger Doublerが1983年なんですが...。

エフェクターとしては後発に当たるので、コンパクトの方も各メーカーがこぞって出しています。まあ、新しい音を求めているミュージシャンには、どうしても専用機というか単体で効果が違うものが必要だったのかも知れません。

ご存じの通り、FlangerはDelayの親戚でDelay Timeが10msくらいまでがフランジャー、20ms~50msくらいがコーラス、それ以上ならディレイと、それぞれがディレイタイムの違いだけです。しかし、当時のBBD素子はディレイのような長い方(最小タイムが20ms以上)が先で、短くするという概念がなかったのですね。なので、それを作っていた技術者達も「ディレイの短いやつ(ディレイで代用)」という概念から「ディレイとは別効果でタイムの短いもの」という概念に切り替わるまで、言い方を変えると、「同じものでも短いタイムというバリエーションを別の機械で」と認識して形にするまで時間がかかったものと考えられます。それと、BBD素子のクォリティアップまで時間がかかったのも後発の原因でしょう。

確認できたコンパクトで最古はElectro Harmonix社のElectric Mistressが1976年で、同社Echo Flanger、エグい掛かりで有名なA/DA社のFlanger、BOSS BF-1がそれぞれ1977年、Electro Harmonix社のDeluxe Electric Mistress、Guyatone PS-107 MOVING BOX FLANGERがそれぞれ1978年、Maxon FL-301 FLANGERが1979年、長年の大ヒットとなるBOSS BF-2が1980年と続きます。

最初はそのサウンドクォリティを上げるにも、どうしても18V電源(006P角形電池2個分)が必要だったのですが、Maxon FL-302(FL-301の後継機、1980年)が出たあたりから9Vへ改良され、他メーカーも追従します。これはBBDも進化して低電圧でもいけるような音質クオリティの高い素子が出てきたからと言うのが、大筋です。

ここから先は、他のエフェクター同様に日本メーカーの攻勢となっていきます。それはBBD素子が主に日本のものを使うようになってきたことが大きな理由です。

 

写真を用意する暇がありませんでした。移転の準備で大変です。