コンピューターの設定

とうとうMacOS High Sierraにする時が来た!

2020年 03月 20日 14:06 | カテゴリー: コンピューターの設定 , DAW
2020年 03月 20日 14:06
コンピューターの設定 , DAW

またもや備忘録です。

というのも、このところ更新をお休みしていて、いよいよバンド活動に本腰入れるべく曲を準備しているところで、結構時間がかかっていました。で、以前の記事にあるように、僕のiMacくんは2011MIDモデルで、OSをSierra(10.12)にして、DAWがLogicPro(10.4.4)です。

シンセ環境もハードを一切切り捨て全てソフトウェアに切り替えたので、音作りから始まり、ラフミックスを交えながら進めておりました。流石にカスタマイズモデルのi7(4コアながら8スレッド)なので意外とサクサク動いておりました。

ところがです。一番トラック数を持つ(確か、24トラックくらい)とある曲で最後にオーディオに書き出してミックスに入ろうとした時に「すべてのトラックを置き換える」で書き出しすると、いくつかのトラックで音が欠けるのです。本来ならばオーディオを書き出しすべてソフトウェア音源トラックからオーディオトラックに入れ替わり、エフェクトも残したままに差し替えることができるはずです(なんと便利なものか)。

やっぱメモリー足りないかな?と12GBから最大の16GBにメモリーを差し替えましたが、所詮付け焼き刃で、1トラックずつ書き出すか...などと諦めておりましたが、これをやるにも他のトラックにプラグインが読み込まれているので解決には至らず1トラックずつですら無理な状態。

Logicのアップデート情報を読んでみると、「プラグインの動的な読み込み」というのがあるではないですか!ただし、これは10.4.5から...となっております。あ....。

言葉を失いました。そう、Logicの10.4.5はHigh Sierra(MacOS 10.13)からの対応なんです。

 

やっぱアップデートしかないか...

と、思い、一応調べてみた。AFS(Apple File System)はこのHigh Sierraにおいては内臓のSSDのみでHDDに関してはHFS +が維持されるとのこと。いや、流石にHigh Sierraリリース時にはこんな情報も出てなくてアップデートしないと決めた時にもまだ情報不足でした。

macOS Mojave(10.14)からがHDDも含むファイルシステムがAFSに変更されるとのことでした。しかもここから下位互換がなくなりHFS +が読めなくなるとのこと。自分のiMacくんがMojave対応の最後の機種と信じていたのも勘違いで、実はHigh Sierraまでと知ったのも色々ググっているうちでした。

まあこれでアップデートへの踏ん切りがついたので、とにかく現状のSierraのバックアップを始めたのです。今回はTime Machineは使わずにDisk First AidによるHDD丸ごとバックアップです。トラブル時に確実に元に戻せます。

問題は再三にわたって失敗しているアップデートで、既にApp Storeのダウンロードページなんか表から出てくることもないのでサポートの「macOS ○○○をアップデートする方法」から古いリンクを辿ってApp StoreのHigh Sierraダウンロードページを開くことに成功したのですが...

ダウンロードボタンが「開く」のままから変わりません。よく見るとアプリケーションフォルダの中に「macOS High Sierraインストール」なるファイルがあるので、これを立ち上げてみると「必要なファイルが足りません」と出てきて先へ進めないので、このファイルを削除。するとApp Storeのボタンがようやく「ダウンロード」に変わってダウンロードができるようになりました。しかし有線でGB速で47分もかかります。

まあスクリーンセーバーを切って待ってみると、ダウンロードが終了して「再起動します」というのでOKを押すとまた「必要なファイルが足りません」と出てくるので、捨ててはダウンロード、を4回くらい繰り返してやっと正常に動きました。

 

どうなることやら...

過去、アップデートのたびに悲惨な目にあってきているので覚悟はしていたものの、やはり途中で止まってしまいます。で、もう一回と思いきや、なんと2度目は立ち上がらないのです。またダウンロードからやり直しを繰り返すこと8回目くらいに正常動作したので、今度は思いっきりほっぽらかそうと思い、3~4時間ほどほっぽいといたら少しずつプログレスバーが伸びてきました。

途中、3回くらい再起動し継続することさらに2時間くらいしたところでようやく完了しました。長かった。

まあ時間もないので上書きアップデートな訳ですが、本来ならクリーンインストールしたかったのは事実です。ですが、環境再構築にはさらに1~2日要するので、これでうまく行くならいいやと天に運を任せた気持ちで使ってみます。

で、同様にビジネスドライブの方もアップデートをかけなくてはなりません(音楽用とビジネスと2パーティーションで分けているため)。最初の音楽用では苦労しましたが以前ほどのトラブルにはならなかったので(それでも1日費やしましたけど)まあやってみました。と思ったらこっちは一発で成功し(それでも2時間かかった)、なんだったんろう?と思いながら、すべてのアプリが生きていることを確認の上、音楽システムへ再び戻るのでした。

 

そしてLogicのアップデート

今やLogicは10.4.8(2020年2月現在)です。リリースノートを読んでみるとやはり10.4.5でマイナーアップデートとは言え、細かいところで劇的にアップデートされています。それ以降は基本的に安定性の信頼度アップというのが主なところ。

立ち上げてみると確かに早く立ち上がります。これが動的なプラグインの読み込みの成果なんでしょう。負荷表示のグラフを立ち上げてみるとインターフェースがまず変わっていて「おー!」という感じ。コアの負荷も幾分低いかくらいですが、以前のようにもたつく事はありません。

と思った途端にクイットし、フリーズ。早くもお亡くなり状態です。取り急ぎビジネスシステムに切り替えてFirst Aidのお世話になります。でも問題ないようなので音楽システムに戻しました。

Logicを立ち上げるも再度フリーズ。うむ、どうしたことか。やはり上書きインストールが問題なのか?と思いつつ、疲れてそのまま寝てしまいました。

 

何が良かったのかわからない...

電源つけっぱなしで朝起きつつも仕事へ出かけて、帰ってきてまあ再起動してやり直すか、と再起動してLogicを立ち上げると、一転して安定している。再生時のもたつきもない。ん?なんで?と思いながらいくつかいじってみると、確かに安定しています。

問題の全トラックオーディオ書き出しはというと、これも全く問題なくストレートに終了。音切れもなく調子良いじゃありませんか。これだよ、これ!とばかりに作業を続行したのであります。

そういえば、昨日「せめてオプティマイズしたいよな...」と思いつつ、そういえばOS Xってバックグラウンドでオプティマイズするんだっけ...なんてことを寝る直前に思い出していたのですが、電源つけっぱなしで寝てしまったのがよかったのかもしれません。

うとうとしながら、なんかハードディスクがカタカタ言ってるなと気にしながら寝落ちしたのでそれがよかったのでしょうか?OSが変われば大なり小なりサイズは変わるのでうまく並び替えられたとしたら、それはそれでOKです。まあ何にせよ最後のアップデートでこんなに楽に終わった事は無かったのですから。とは言ってもインストール時の失敗は時間がかかりましたけど。

まあ今までのようにフォーマットからやり直す大規模な修正作業からは一番遠く、楽だったのは不幸中の幸いといったところでしょうか?何にせよ、今はまともに動くLogicが頼もしい限りです。

 

動的なプラグインの読み込み

リリースノートをみても10.4.5からのアップにはかなりの量の修正があります。中でも僕的にはやはり「動的なプラグインの読み込み」が一番大きいです。

Logic10.4.4では、重たいソフトシンセを軽く10個くらいに、その上からエフェクトプラグインをほぼ全トラックにかけまくります。もちろん「ソフト音源トラック上で」ですのでメモリーが食うことは必須で、その中にはサンプラーの音源読み込み(これが一番メモリーを食います)も複数含まれるので20トラックも使えばそりゃ動きも怪しいものです。

4コア8スレッドのiMacくんでもエフェクトプラグインが重なると特定の1スレッドが再生時100%になり再生がコマ送り状態となり、ストップを押しても止まらず、しまいにフリーズします。なので回避するためにフリーズトラックを使っていました。それでもエフェクトの多用で75~85%くらいで収まるのでなんとか再生するようになります。

ですが、全トラックをオーディオに書き出す「すべてのトラックを置き換える」コマンドを使うとほとんどのトラックで音が足りない現象が出始め、中には30小節くらい頭音無しのトラック(ドラムだったりするので非常に困る)があったり、ハットのリズムが変わる(1小節8部音符で鳴らしてもランダムに音抜けする)ことや、たまにしか出てこないシンバルは全く鳴らなかったりします。それが書き出すごとに違う結果となります。

これを現行(2020/3月現在)の10.4.8のLogicではさらに安定性が増しているので、同じ曲を同じコマンドで書き出すと全く問題なく、1発で書き出し完了で、音が欠けることもなくなりました。特にアーティキュレーションやレイヤーなどのサンプル数が多いドラム音源での音欠けが全く無くなってしまうという安定動作にかなり救われました。

エフェクトも使用していた状態そのままで移行できるので、ソフト音源トラックでのラフミックスからすべてオーディオトラックの軽い状態で動きももっとサクサクとなり、より追い込むことができるのです。

またトラックのオン/オフというのも見逃せません。同じデータで音源違いのトラックを作り、音源を聴き比べるような場合、書き出し時にはどちらかが要らなくなりますが、それでもトラックを残したい場合などオフにすると書き出し時にはソフト音源もそのトラックのエフェクトも動的にメモリーから排除されるので、これもメモリー節約、動作の安定につながります。

このトラックのオン/オフのボタンはデフォルトでは隠れています。トラックヘッダーのコンポーネントの中に「オン/オフ」コマンドがありますので、それにチェックを入れると表示されます。また選択したトラックに対応したチャンネルストリップに差してあるエフェクトプラグインは「Option」キーを押しながらオン/オフボタンをクリックすると読み込みが解除されます。もう一度押すと読み込みます。まとめてエフェクトのオン/オフを聴き比べるには便利かもしれません。

あと、書き出し前のソフトウェア音源トラックの状態で、負荷を抑えるために言われていた、「再生時にはミキサー上でソフトウェア音源トラックを選択しないで、VCAトラックやオーディオトラックを選択しておくと負荷が減る」というのは健在で、10.4.8では如実に効果があり、特定のスレッドにおいてCPUメーター上の負荷がほぼ100%から30~50%くらいまで減少します。選ぶトラックは体感的にはVCAやAUXトラックよりオーディオトラックの方が効果が高い気がします。

ミックス時にはどうしてもフェーダーなりなんなりいじるので選択が外れますが、再生する直前、プレイボタンを押すときにオーディオトラックが選択されていればOKです。再生中はその余裕ができた分だけエフェクトをインサートしたり、各種パラメーターを操作することが可能です。CPUメーターを見ながら100%に近づいてきたら、一旦止めて再度オーディオトラックを選択して、ミックスを続ければよいでしょう。

 

なんにせよ...

mcOS SierraからmacOS High Sierraへのアップデートは無事終わり、今も安定して動いています。まあ、HFS +が最後のOSということで、ひとまず下位互換も保たれ、Time Machineも健在です。Mojave以降は完全にAFSになり、下位互換がなくなりますし、Time Machineも無くなります。

そういった意味では安定度が高いOSと言えるのではないでしょうか?特に音楽関連の環境的には既に終了してからもう2年も立っているのと、自身のハード本体がこれ以上のOSに対応できないところでは完成の域ですね。

あとは今度新しいMacを手に入れたときにファイルの扱いをどうするかだけを決めておかなくてはなりません。Mojave以降は外部のHDDも繋いだら自動的にファイルシステムのアップデートがあるので下位互換が効かなくなりますので、スタンドアローンの音楽専用機として使うのも一考です。