コンピューターの設定

システム構築の実際(Macintosh編)その1

2011年 08月 08日 05:03 | カテゴリー: コンピューターの設定
2011年 08月 08日 05:03
コンピューターの設定

今回新兵器でiMacを導入しましたので、導入録となります。私は仕事での制作やチェックもMacはメインになります。もちろん音楽もメインです。ですから、それぞれにトラブルや不具合がないような、しかもなるべくノーメンテでいける安定したシステムを構築します。

 

絶対にデュアルブートで構築

私の場合、制作の仕事がありますので、ビジネス系のセッティングは不可欠です。そして、音楽も安定したシステムが必要です。特にMacの場合、目に見えないところで働く不可視タイプのアプリや常駐系などはOS Xになってから表面には現れなくなったので、自分で管理するしかありません。

通常Macでは1台に1 OSが基本です。デュアルブートは自己責任ですが、「システム環境設定」の中に「起動ディスク」というInitが用意されています。ですから、勝手な推測ですがAppleとしてはサポートはしないけど、やってもいいよ的な扱いです。

ならば、やりましょう!デュアルブート。たいしたことはありません。内蔵のHDD(1台)を2つのパーティーションに分けてしまい、両方に同じOSを入れて、ビジネス/プライベート用と音楽用と使い分けます。

内蔵は1GB。2つに分けると500GBで、ビジネス系と音楽系であれば必要なアプリを全部インストールしてもどちらも余裕があります。

 

ビジネス/プライベート用ディスク

自宅で仕事をやるようになってから、何回すっ飛んだデータが多いこと。会社の方では昔から組んでいる良い方法を編み出しました。なので、絶対はないので、極力高い確率でトラブルが生じないシステムを構築します。
 

まずはミラーリング

Raidの方法の一つで、2つのHDDを見かけ1台に見せて、同じデータを同時に2台に書き込む方法です。Mac OS XはデフォルトでソフトRaidを持っています。ソフトウェアベースですと若干パフォーマンスが落ちますが、万が一、片方にエラーが起きてももう片方が補完するので、ビジネスベースでは割と一般的です。専用の拡張カードでハードRaidというものもあります。ただこっちは安定度が高い分、値段が高いです。

しかし、Raidと言うシステムでは、その性格上同じHDD上では設定できません。先に内蔵HDDを2パーティーションに割りましたが、その両方でRaidにはできないので外付けのHDDを用意します。

今回用意したのはCaldigit社のAV Drive(2GB)です。これはMacの場合だとメインI/FはFirewire800になります。このHDDはFirewire800での転送レートを改善し最適化されたと言うのが売りのHDDです。余談ですが確かに通常のFirewire800のHDDも持っていますが、体感できるくらい早さを感じます。

この外付けHDDを3パーティーションに割りました。1つ目はOS Raid用(500GB)、2つ目は次に説明するTime Machine用(500GB)、残り1GBをデータディスクにしています。

注意点は、内蔵を2パーティーションに分けたサイズと全く同じサイズ(小数点まで)にしないとディスクユーティリティで設定時にはじかれますので、その点を注意してください。ですので、Mac内蔵も外付けHDDも買ってそのまま使うことなく、最初から構築を考えた設計をしなくてはならないことです。

Raidにもいくつか種類があるのですが、私の場合は基本的にハード的な故障を想定していますのでミラーリング(Raid 1)にしています。ミラーリングの設定が終わってからOSのインストールになります。
 

さらにTime Machineでバックアップ

ミラーリングで組んでおいてもデータは1つですので、データ自体が壊れてしまうと意味がありません。その意味でバックアップをしてデータを2カ所に分散することで、最悪の事態を防ぎます。Adobe系ではVersion Cueと言うシステムもありますが、基本的にAdobeソフトしか使えないので、OSの状態も含めて完全にバックアップがとれると、より安心です。

そこでMac OS Xに搭載されているTime Machineを使います。Time MachineもOSとは別のHDDである必要があります。ですのでこれも外付けのHDDを使います。

設定はシステム環境設定からオン/オフするだけで指定したHDDにバックアップが始まりますので、先ほどのミラーリングの設定を終えてOSをインストール&最新アップデート後に、ビジネス/プライベート系のアプリやフォントなどを一通りインスコします。その後で、Time Machineをオンにします。

Time Machine用のHDDは同サイズでなくてもかまいませんが、バックアップされるOSディスクの半分くらいの容量はあると良いでしょう。この容量がどれだけ前のバージョンまでさかのぼれるかになります。

 

OS Xではシステムディスクのオプティマイズをするとパフォーマンスが落ちる

以前から体験的ではありますが、OS Xではユーティリティによるオプティマイズ(Windowsでいうデフラグ)をするとパフォーマンスが落ちます。

昔は私もTech Tool Proなどで、ディスクのフルオプティマイズ(データだけでなく)をして、フラグメンテーション(データが不連続になること)を取っていたのですが、どうもする度に立ち上がり時間が遅くなりまして、一度HDDをフォーマットしてクリーンシステムを入れて実験したことがあります。どう計ってもオプティマイズしない方が早く、調べたところOS Xはオプティマイズが不要と言うことでした。どうやら、OS Xではバックグラウンドで読み込み順にオプティマイズしているそうです。

ですから、ユーティリティなどで強制的に不連続領域を取る場合は、データの並び方が変わってOS Xに最適化されることにはならないそうです。あくまでもユーティリティを使った場合は不連続領域を連続領域になるように都合良く並び替える模様です。

もちろんAppleでもオプティマイズは推奨していません。しなくて良いですとしか書いていませんでした。

 

いかがでしょうか?これだけのシステム構築であればかなり高い確率でHDDの故障からは解放されるでしょう。ただ絶対はありませんので、不定期でもDisk First Aidで各HDDの様子を見ておく必要があります。

次は音楽系のシステム構築です。