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Logic Pro 9の新機能

2011年 08月 05日 01:52 | カテゴリー: DAW
2011年 08月 05日 01:52
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新機能はAppleのサイトでも触れられており、これも今更感漂いますが、注目されていないところでもおもしろい機能がありますよ。

 

Flex Time機能

まずは目玉の機能、Flex Timeです。これはオーディオのタイミングを非破壊で自由自在にエディットする機能です。これはなかなか優秀です。おもしろい。ベードラとベースの頭合わせなんかすぐにできるし、ちょっとのびが足りないなぁ...なんてところがいとも簡単に編集可能です。

いや、こんなことできたらギターの腕も落ちるなぁ...と思いながら、ボカロの編集にはもってこいだなと思いつつ、できないところはしょうがないけど、ギタリストならちゃんと弾き切らないとと言うプライドが...。なんかLogicって編集機と化してしまった印象が強いです。

余談ですが、この機能は構想だけなら実はLogic Audio 3.0(この後にPremium、Gold、Silverと分かれます)のころからあったものです。当時の日本代理店から次のバージョンアップ項目として挙がっていたものです。でも当時の非力なマシンでは実現できず、いつになったらできるものかとずっと心待ちにしていました。たしかLogic Audio 6あたりでリージョンを伸ばすことは可能になりましたが、自在にタイミング変更まではできませんでした。その後Appleに買収され、もう不可能かな?と思っていたら、このLogic Pro 9で、しかも非破壊でできる機能として復活してきたので、私自身もLogic Pro 9の導入は心待ちでした。

さらに、こんな機能がGarage Band 11にも入っているってどういうこと?

 

Varispeed機能

普通オーディオリージョンを貼り付けても、貼り付けたテンポからテンポを動かしてもオーディオリージョンはスピードが変わりません。もうすでにテンポ込みで録されたものですから当たり前のことなんですが、これがテンポに応じてオーディオリージョンが追従する機能です。ですから、ギターソロなどが弾けない、弾きにくいところなど、テンポを落として録る際もバックが全部そのテンポに追従するということです。

ん〜、ギタリストならそんなテンポを落とさなくても何とか弾き切ろうよ...と言うプライドが揺らぎます。これは使いそうですね、自分でも。

 

External Instrumentプラグイン

これ、地味なんですけど、ハード音源お持ちの方には便利機能です。これを突っ込んだトラックに外部音源を指定すると、直接プラグインのように録音できるものです。今までもMIDIトラックから再生してAudioトラックへ取り込み(録音)はできたのですが、じゃあ何がよいの?と言われると、ソフトウェア音源トラックで指定して外部音源を入力し、BUS経由でAudioトラックで流してやると、Logicに搭載されたエフェクトの掛け録りが可能になるわけです。

マルチ音源などでシステムエフェクトしかないような場合、いろいろな音が混じったエフェクト音よりきれいなエフェクトをかけたり、オルガンもプリセットのどんなベロシティでも歪んだオルガンではなく、強弱による本当の歪みのコントロールを加えた、まるでギターのように歪みをコントロールできるオルガンなんて音も作れます。

 

スピードフェード

これは一聴して派手な効果です。まるでターンテーブルを手で押さえるような効果ができます。ターンテーブルを手で押さえると当然スピードが落ちてピッチも落ちていきます。手を離すと元に戻ります。この効果があっという間にできるわけです。

最近の曲でもこの効果はブレイクなどで使われていますね。

 

AmpDesigner

まだ試してはいないのですが、こうしたソフトウェアのアンプシミュレーターはあまりいい音するのが聞いたことがありません。Amplitude、Guitar Rigなど有名どころは試しましたが、どれも結局はMac上の処理である以上、インターフェースに左右されるのが落ちというのが持論です。

強いてあげれば、Overloud社のTH-1(現在はTH-2)だけは別物でした。とにかく真空管ぽい音に関してはこれの右に出るものはないと言いきれます。またマイキングも自由自在で他のシミュレーターより断然幅が広く、距離、マイクの方向と角度などパラメーターが多いです。このソフトでPAのマイキングを授業に取り入れている音楽専門学校(確かフランスだったか)があるくらいです。とにかく真空管の飽和感が秀逸で、アプリでやりたいなら一度試してみると良いでしょう。本家HPに体験版があります。すでにLion(10.7)にも対応しているようですね。

話がそれました。元に戻して、まだ音は聞いてませんが、このAmpDesignerのリストに目を通すとおもしろいアンプがあります。もちろんメジャーどころはおさえてあるようですが、Fender系アンプが多いんです。私にはもってこいですね、Fenderアンプ好きですから。うれしかったのは、Silver PanelのTwin Reverbのシミュレートがあること。これ、PODやTone Labなど、ハードウェアのシミュレーターにはないんですね。唯一あるのはAmplitudeのFender Amp版くらいでしょうか。他にもブラウンフェイスなんて、そうモデリングされていません。Orangeアンプもそう多くはありません。POD X3にはありますけど。

銀パネTwinは歪みよりもクリーンがいいんです。ブラックフェイスより出力が上がった分、歪まないアンプといわれていますが、エフェクターとの相性も良く、ほどよく暖かい音が出るんです。これはちょっと期待しましょう。部屋を片付けないとギターが出せないので、早くやれよって感じですね>自分。

まあLine 6やVoxほどの収集、分析力がApple(Logic開発者)にあるとも思えないのですが、プログラムの方は負けていないはずですので、早くいじってみたいです。

 

でもちょっと違和感

各種ウィンドウの分割

Logic Pro 8までは分割した下側のミキサーやらサンプルエディターなどの画面はウィンドウ上部をマウスでつかんで別枠で展開可能でした。デュアルモニターだと全部バラバラに表示できた方が一括表示できて便利なんです。

でもLogic Pro 9ではできなくなりました。まあ、Command+2のようにコマンドベースなら分割できるんですけど。
 

なんか微妙にショートカットコマンドが変わっている

これもショートカット書き換えればいいのですが、毎回変えないで欲しい。
 

ウィンドウが完全に分かれたのはいいのですが...

オーディオの非破壊編集(アレンジウィンドウ内)と破壊編集(サンプルエディター)が、完全に分かれてわかりやすくなったのは事実ですが、Flex Timeの編集はサンプルエディター並みに表示倍率あげないとやりにくいので、そのときにアレンジウィンドウは狭すぎるわけです。下のウィンドウにFlex Time用エディター画面が欲しいかも。

 

あとはもう少しいじってからですね。