コンピューターの設定

今更ながら間違った知識を正してみるーFirewireについて

2011年 08月 22日 06:52 | カテゴリー: コンピューターの設定
2011年 08月 22日 06:52
コンピューターの設定

なんだかんだで、未だに調子が出ないiMac環境。そうしているうちにMOTU 828がとうとうお亡くなりになりました。Clockが48kHzにロックされたまま認識しなくなりました。

これは困った!!早速オーディオI/Fの物色を始めるものの、一番の希望はMOTU 828 Mk IIIなんだけど、さすがに今そこまでのお金がない。いろいろ調べて、MOTUの輸入元でトレードアップキャンペーンがあったので、壊れた828を回収してもらってMOTU Ultra Lite Mk III Hibridにトレードした。さすがにこの値段では普通に買えないので、お買い得でしょう。

Ultra Liteは828 Mk IIIと比べても基本機能が一緒で、思っていたクラスより1ランク上なので一応の満足。これについてはあとで所感を書きます。

ところが、Ultra LiteのI/FはFirewire 400 & USB 2.0です。2011 Mid iMacはFirewire 800と使えないThunderbolt、USB 2.0しかなく、普段は転送が安定しているFirewireをベースにしているわけです。外部HDDとして手に入れたCaldigit社AV DriveはFirewire 800 & USB 3.0となっているので、やっぱりFirewireで行くわけです。

そこで、問題になるのがFirewireのデイジーチェーンです。

 

Firewireのデイジーチェーン

基本的にコンピュータを含めて最大17台まで、機器間のケーブル長は4.5mまで、総延長72mまで、というのが数珠つなぎのデイジーチェーンの規格です。つなぎ方は他にパソコンを中心にしたスター接続、リピーターを使ったツリー接続などありますが、iMacではポートが1つしかないため、スターといっても1本しか無く、ツリーと言ってもFirewire 800のリピーターってほとんどありません(1つ見つけましたが意外と高価です)。

なので、選択肢はデイジーチェーンしかないわけですが、ここで何の迷いもなくFirewire 800→400の変換ケーブルを買ってきまして、接続していました。つまり、iMac→外付けHDD→オーディオI/Fと接続していたわけです。iMacと外付けHDD間はFirewire 800、外付けHDDとオーディオI/F間は、先の変換ケーブルで接続しています。

初代828では(本体の調子が悪いのもありましたが)このおかげで、外付けHDDを何度か飛ばす羽目になりました。ちなみに現在、転送レートの違いを考慮してRaidもやめました(バックアップをTime Machineに頼ることにしました)。

新しく手に入れたUltra Liteはさすがに現行機だけあって、問題なく動作します。めでたし、めでたし...のはずでした。が...

 

Firewire 400と800の混在

デイジーチェーン内に規格の違う機器が混ざる場合、基本的にFirewireは下位互換性があるので、すべてのラインは一番下のスピードに合うことになります。お恥ずかしい話、これをすっかり忘れていまして、iMacとHDD間は800Mbpsで、HDDとオーディオI/F間は400Mbpsで動くものとばかり思っていました。

実はそうではなく、すべてのライン(iMac→HDD→オーディオI/F)が最終段にあるオーディオI/Fの400Mbpsで動いていたということです。Firewireはデイジーチェーンのラインはすべて同じ規格(400ならすべての機器が400、800ならすべての機器が800)でなくては、下位互換が働いて、下位のスピードになってしまいます。

だから、せっかくFirewire 800の、しかもオプティマイズされ通常のFirewire 800より30%も高速なHDD(Caldigit社AV Driveの特徴の一つ)を400Mbpsでしか使用していなかったということで、性能を生かし切れていなかったわけです。

デュアルポートを持ってデイジーチェーンを売りにしているFirewire機器はいくつも存在しますが、そのポートのほとんどはパラレル接続です。ですから、その信号をつないだ機器に合わせて転送レートを個々にコントロールするようなポートの仕様ではないのです。これやろうとするともっと高価になります。

何でこれに気がついたかというと、前述のようなデイジーチェーンをしていて、最終段のオーディオI/Fの電源を落とすと、真ん中にあるHDDがスリープモードに入ったように突然認識しなくなり、オーディオI/Fに電源を入れHDDを再起動すると認識したり、オーディオI/F用に仕入れた800→400の変換ケーブルを抜くと、スピードアップして認識し始めたり(800だけになるので当然といえば当然)と、とにかく誤動作が多くて、ここのところ悪戦苦闘していたわけです。

ということで、接続の変更をやむなくされました。

 

最良の接続

結論から言いますと、iMac→HDDをFirewire 800で、Ultra LiteをUSB 2.0で繋ぐことにしました。

まず、Ultra Liteですが、ちょっと前に「Hibrid」になりまして、Firewire 400とUSB 2.0の両対応になったわけです。Lineでは8in/8outで、同時入出力でもUSB 2.0で十分役目を果たします。実際、同時8入力録音は使わないので、USB 2.0で問題ありません。MIDI I/FやキーボードなどUSB端子はいくつか使ってますが、1個余っていてちょうど良かったので、そこに繋ぎました。

であれば、HDDはマルチトラックでの転送レートが問題になるので早くて安定しているFirewire 800を必然的に選びます。iMacがUSB 3.0ならさらに良かったのですが、それはないのであきらめます。これでHDDの性能をスポイルせず、フルに性能が活かせます。

なので、結局のところFirewireではスター接続です。といってもまだ外部デバイスが1台なのでデイジーチェーンにならないだけで、今後Firewire 800機器が増えれば、デイジーチェーンしていきます。まあFirewire 800の機器ったって、いまや廃れようとしている規格だし、たぶん2台目のHDDを繋ぐくらいしか考えられませんけど...。いずれはThunderbolt化していくだろうし。

とりあえずテストではうまくいったので、あとはUltra Liteをいつも置くところまで伸ばすための長いUSBケーブルを買ってくれば、ようやく安定した環境ができあがります。これでいろいろとできますよ。やっと。