Soft Synth

ボーカロイドのデータ作成~データの修正3

2011年 05月 25日 04:05 | カテゴリー: Soft Synth
2011年 05月 25日 04:05
Soft Synth

続きです。
 

3)母音の変換と追加

ボカロでは「私は~」→「わたしわ~」と文字を打ち替えたり、「絶望(ぜつぼう)」→「ぼ」がロングトーンになる場合に「ぜつぼー(「ぼ」をそのまま伸ばす)」と文字を削ったり、「ぜつぼお」と文字を付け足したりする場合があります。

助詞の「は」は、発音通り「わ」に変えるのは取説にも載っています。他には「へ」→「え」とか、実際の発音に直すのは助詞です。「を」は「お」と同じ発音を使っているようですので、どっちでも良いです。

問題は単語です。文節に切られて最低限の意味を持つ単語は、音符の長さやインターバルによっても変わってきます。先ほどの「絶望」を例にとると、リアルでは「ぜつぼーぅ」と、単語の最後に口をすぼめて「う」の形にすると、本来「ぼ」の母音である「お」から「う」に変化して聞こえるため、小さい「う」で表現しましたが、ボカロでは、こんな器用なことはできません。コントロールトラックに「OPE(オープニング)」という、口の開き方をシミュレートするコントロールがありますが、これは後述します。

こうした母音の変化のある場所に母音を追加すると、それっぽく聞こえてきます。特にロングトーンでは、ただ伸ばすだけだといくらビブラートをかけても棒歌いにしかなりません。ですので、母音の変化する場所がポイントになります。

また、「を」を強調する場合に、「ぅお」を使う手もあります。これは取説にもありますね。あとは、「ん」ですね。これは、リアルでもボーカルスクールで教わりますが、ロングトーンの場合に「う」の口の形で「ん」という、「う」と「ん」の中間の発音をして音量を稼ぎます。これをボカロでは...できません。リアルでも「ん~」を伸ばすのはとても苦しいのです。ですが、そこはアプリなので「ん」で十分発音して音量も稼げるのでこれはそのまま使いましょう。
 

4)フレーズの最低音にはビブラートはいらない

音符の細かいフレーズの最低音では、ビブラートは外します。音程がしっかり聞こえるようになるので、アクセントやディケイのコントロールもしやすくなります。

ただしロングトーンだけはその限りではありません。特にフレーズの最後の音が最低音でロングトーンならビブラートはつけましょう。
 

5)音符を離すと滑舌は良くなる

1)で説明した音程差がある場合のポルタメントがオンでは効果はありませんが、次の音をはっきり聞かせるための方法に、その直前の音のノートオフタイミングをレガートではなく、少し離すことで、よりアクセント効果を高めることができます。ディケイを併用して子音を強めれば滑舌は良くなります。
 

6)息継ぎ音は大きめにする

実質裏コマンドともいえる息継ぎ音はルカだと5種類入っています。でもどれも小さいです。ベロシティを上げても小さいので、Wavで書き出し後にゲインを上げましょう。