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DAWの勧め Windows版

2011年 03月 30日 01:12 | カテゴリー: DAW
2011年 03月 30日 01:12
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メインはMacを使っているので...と言っても、コンピューターはWindowsの方がパワーがあるのを使っています。なので、使っているDAWは付属ソフトで廉価版並みです。とはいえ、楽器業界にいたからには、知らないことは許されないと思っているので、MacをやったらWindowsもやらなきゃないでしょう。

 

Steinberg Cubase 6(Win/Mac対応) 

Steinberg HP  

内容はMac版と同じ。なので、「DAWの勧めMac編 その1」を参照してください。でも良いソフトですよ。WindowsでのプラグインはVSTエフェクトとVST i(VSTインストゥルメント)なんですが、VSTと言う規格自体の開発元です。ですので、そのプラグインの数はフリーを含めると世界一と言えるかも知れません(VST対応のDAWなら同じことですが)。評価はやっぱりちょっと高いのがネックで★★★★ (満点は★5つ)。

 

Cakewalk Soner X1 Producer(Windowsのみ) 

BandLab
(すでにGibson社からは売却され、2018年11月現在は上記HPにて完全に無料配布されています。)

正直Sonerは全く触ったことがないんです。Roland買収前のCakewalkなら触ったことありますが、今と比べものにならないので、機能はHPたよりです。

とはいえ、一見してわかるのはCubase 6と双肩のソフトです。X1シリーズとなって、UI(ユーザーインターフェース)も一新したようで、なかなかよさげ。プラグインもそこそこ多いし、エフェクトなんて64bit処理が売りのものがあって、音質重視。

  • Sonerの前バージョンにはなかったPro Channelと言うチャンネルストリップが、良さそう。しかも全チャンネルに装備。ミックスには良い効果が得られるSaturationがあるのがよい。
  • Rolandが昔出していたVP9000のエンジンを使ったV-Vocal(Vari Pitch)がある。1つ下の廉価版(Studio)にあるのもすごいところ。
  • Guitar Amp Simulatorがあるのは他社同様だが、他社製というのはいかがなものか。人気のプラグインではあるが、自社のCOZMは入れないのか。
  • VSTエフェクトもVSTiも非常に豊富なところは○。しかし内部処理64bitものが多く、精度が高いのは良いが、重そうなのは×。
  • VSTiもどこかのまねしたような同種のソフトのデザインはいただけない。
  • MP3エンコードが30日限定はだめ。普通直接書き出し可能な機能は持っておく必要あり。
  • Rolandが作るハードとの親和性は良いはず。Cakewalk名義(V-Studio)はもちろんだけど。でもYAMAHA+Cubaseみたいにシンセまでの親和性がないのは残念。

最後発なのに、音質面には結構気が利いている割に、基本的に抑えておくところがどうも劣っている印象があります。前のSoner 8くらいまでが、ほぼCubaseとも互角だったような気がします。

評価は、信者も多いけどRolandとの連携が取れてない分で、★★★+半分(3.5) (満点は★5つ)。

 

Pro Tools 9 Softwere(Win/Mac対応) 

Avid HP 

こちらも内容はMac版と同じ。なので、「DAWの勧めMac編 その1」を参照してください。ただし、OSアップデートの非推奨は、もっと厳しく、毎月のXPでの更新だけでも不具合起こすようなこと聞くし、そんなの初心者には勧められません。評価は初心者には★(限りなく0に近い)、HDシステムを使いMTR代わりにするお金持ちプレーヤーだけには★★★★(満点は★x5)。

 

Singer Song Writer 9 Professional(Windowsのみ)

(株)インターネット HP 
(SSWはすでにAbirityとして生まれ変わり、現在はLite版のみ名前が残っています。)

村上さんがんばってますね((株)インターネットの社長さんです)。SSWの発売当初から知っている方ですが、結構熱い情熱を持った方です。で、そのSSWもバージョン9です。しかもProfessionalです。この純国産のDAWも独自の進化を遂げています。決して他のDAWに負けていることはありません。

  • 自社でも展開している人気のVocaloid。その「Vocaloidとの曲作りにベストマッチ」と言うキャッチコピー通り、バッキング機能付き、コードアレンジ(進行と転回系)、リミックスなど、曲作りのサポート機能がてんこ盛り。もちろんVocaloidリンクのためのReWireにも対応。「鼻歌くん(知っているかな?)」も入っている
  • 譜面機能も進化しているなぁ。出力も可能になっている
  • なんかLogic(Mac用)とCubaseのいいとこ取りしたようなメイン画面。操作感も良さそう。デザイン、UI(ユーザーインターフェース)が一新された割には、動作の軽いのがよいところ
  • 刷新されたAudioプロセッシングとMIDIエンジンにも期待できそう
  • MIDIプラグインのギターストロークシミュレーターはおもしろい。かゆいところに手が届く機能がクリエーター魂をくすぐる
  • VSTプラグインも秀逸。SonnoxのEQ(LimiterとReverbもあるけど)なんて垂涎の的。VSTiのLin Plug社製品も良いプラグインだ。Organ 3はハモンドB3のモデリングですが、乾いた感じがすごくよく出ている。
  • もともとRolandのアプリ開発やっていただけあって、MIDI音源のスタンダードであるGS仕様の機器とは抜群に相性がよい。もちろん国産であるXGもGM2として対応
  • エフェクトの掛け取りも専用トラックでドラッグ&ドロップするだけ。すげー簡単でGood。
  • まあ唯一といえば、ギターアンプ系のシミュレーターがない。まあ、プラグインならいらないけど。POD X3あるし。

すごく簡単に言っちゃうと、Logic+Cubase+Band in a Boxアンプシミュレーター=SSW 9って感じ?こうやって書いてみるといいな、これ。体験版あるから早速試してみよう。機能説明のムービーもサイトにあります。

評価はすごく日本人向けで、本当の意味で万能。期待も込めて★★★★+半分(4.5)(満点は★x5)

 

Sony Creative Software ACID Pro 7(Windowsのみ) 

Sourcenext HP 
(2018年11月現在、こちらも代理店が変更になっていました)

オーディオ素材の弱点であったテンポとタイムストレッチを独自の技術で合わせ、ループ系制作者にとって最高の武器となるのが、このACIDです。その特殊なテンポ処理とタイムストレッチが可能なオーディオファイルを「ACIDAIZE(アシッタイズ)」と呼んでいます。今や、アシッタイズされたオーディオ素材がループ制作者にとって当たり前となり、そのベースとなったのがこのソフトです。

  • とにかくLoopに関してはこのソフトしかないというくらい、ループベースの制作には欠かせません。付属のループファイルもさることながら、ループ素材といわれるサードパーティ製の素材集にはもはやアシッタイズされていないループはないと言っても過言ではありません
  • だから、StenbergのSequelやApple Garage Band、インターネットのMixtureと言ったループペタペタ貼り系のソフトのお手本ともなったソフトです。Mac用のLiveはこれと兄弟のようなソフトです(開発は違うので、東のACID、西のLiveみたいな存在)
  • ファイルの書き出し形式がダントツに多い。このクラスでのDolby Digital AC-3を持っているのは他にないし、Real Audioまで対応している。SonyのATRACまで(読み込み書き出し共に)いけるのはすごいかも。AACやFLACもいけるのね。DAWでのムービー編集には最高です。
  • 全然他のDAWに引けを取らない基本性能。MIDI、Audio、ミキシング、VST各種などなど
  • 無料アシッタイズループが登録ユーザーに提供されている。サポートも良いですね
  • コントロールサーフェースにもほとんど対応

出た当時(まだSony買収前)はアシッタイズ自体がすごいことだったので驚いたものですが、今では、よりDAWとしての完成度を高めています。ループ主体の音楽を流行らせた(制作工程を変えた)ソフトです。印象としては「とにかく時間軸にこだわっている」ことが上げられます。それは24bit/192kHz対応とDAWでも数えるほどしかない高音質対応が、ムービーの音付けや書き出し、サラウンドミックス、ダウンミックスまでを可能にしていることでしょう。場面に合わせたタイミングをピッチを変えることなく、マウスドラッグですぐに修正できる。これが一番強いところです。

評価はループトラッカーにはよいので★★★(満点は★x5)。

 

Windowsの方はほぼCubaseとSonerが2強といったところでしょうか?これにSSWの追撃、ループトラッカーのACIDって感じですね。まあお勧めできるのはやる人のやり方によって変わってくるので、ポイントは書き出したとおりです。

ご参考まで。