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DAWでの録音に関する前知識 大まかな録音順

2011年 03月 03日 01:06 | カテゴリー: DAW , 録音
2011年 03月 03日 01:06
DAW , 録音

いや、別に決まりなんて無いんですが、改めて...というか、初心者向けに書いておこうと思います。

 

だいたいのパート構成を考える

作曲をするときは、イメージが自分の中できていることでしょう。問題は基本となるパート構成です。打ち込んでいくうちに飾りになる他のパートを付け足したり、差し引いたりはできるので、絶対に必要なパートは何かを決めておく必要があります。

普通のバンド形式なら、ドラム、ベース、ギターは外せないところでしょう。ゆったりとしたバラードではピアノ1本で聞かせるとか、シンセによるオーケストレーションも捨てがたいとか、派手なポップスならやっぱりブラスを入れたいとか、いろいろあると思います。

曲の3大要素は「リズム」「メロディー(音律)」「ハーモニー(音階の組み合わせ)」です。代表的な楽器として、リズムを奏でるモノはドラム、パーカッションなど、メロディーを奏でるモノはソロが取れる楽器といえるモノ、ベースやピアノ、ギター、ボーカル(声)などがあります。ハーモニーはそれ1台で和音が出せる楽器の場合と、楽器の組み合わせによる場合の、2種類の組み立て方があります。もちろんその両方も可能です。前者は弦楽器、鍵盤楽器が当てはまります。後者はオーケストラのように、ソロ楽器の組み合わせもできるし、和音楽器を一緒に合奏しても成り立ちます。中でも、3大要素を全部1台で演奏可能な楽器、たとえばピアノなどの鍵盤楽器、ギターなどの弦楽器は「完全楽器」とも呼ばれます。この完全楽器は、アンプラグド(unpluged=プラグを差さない)として、歌と楽器1つでもいけるところがいいですね。

こうしたいろいろな楽器を入れることで、アンサンブルが成り立ちます。その中でも核になる楽器を打ち込んでいくことから始めましょう。

 

別にそれがボーカルの主旋律でも良い

一般的なレコーディングは、最初に一発あわせで数回のリハをした後、ドラム、ベース、他のリズム刻みの楽器やバックを埋める楽器、ソロやボーカルは最後です。最初のリハでだいたいのテンポや曲の構成を確認していきます。このリハをガイドにしてドラムを録る場合も、楽譜で長さや決めを指定し、何もないところからドラムを録る場合もあります。

ただ、ここでガイドを作らないことには、どの楽器もリズムが取れなくなります。それがドラムを最初に録る理由です。これがDAW上ならば、メトロノームでもOKですし、ベードラやハイハットなどの一定をリズムを刻むパートがそれに当たります。譜面さえあればボーカルから録ることだってOKです。ただこの場合は歌い手がバックに何もないと非常に歌いにくくなるので、最初はあくまでも仮録りとしてガイドに使い、最後に正式に歌い、録り直すのが普通です。

そしてDAWのいいところは、構成を好きに変更できることもあります。プロのレコーディングのようにスタジオの時間の制約があるとか言うなら、基本は通し(最初から最後まで)を順に録っていきますが、DAWの場合、自宅作業で時間もあるでしょうから、サビから作ってもいいですし、エンディングから作ったっていいのです。そのうち、エンディングをイントロに採用とか、イントロなしとか、いろいろなアイデアでアレンジができます。

ですから、構成のどこからでも、またどのパートからでも作り始めてかまいませんが、まずはガイドが必要です。ガイドとなる主パートから録音を始めましょう。

 

別にそれがハードでもソフトでも先にMIDIで作った方がよい

生楽器以外のデータは先にMIDIで作ります。それは音源がハードでもソフトでも、MIDIデータであれば、細かい作り込みも、再編集も可能だからです。

ハード音源ならもちろんMIDIトラックで作ります。ソフト音源は最近のDAWですとインストゥルメントトラックが用意されています。ソフト音源専用のトラックです。でもこれもじつはMIDIデータです。編集も調整もMIDIデータと作業は一緒です。

生楽器の演奏はガイドとなるMIDIトラック(主にドラムであることがほとんど)を作ってから始めます。たぶん次はベースでしょうか?まあシンセベースならMIDIですから、先に作ることになります。生楽器は人間が弾くので、何かしら鳴っていないとタイミングやグルーブがつかめません。ですので、ガイドのMIDIでもベタ打ち(ドンぴしゃなタイミングに合わせた機械ならではの打ち込み)から、ヒューマンフィール(人間のノリを再現する)を作り込む人まで、様々です。

ガイドさえ先に録ってしまえば、MIDIトラックと生トラックの順番は好きにとってもいいでしょう。そして、不思議と、生を録るときは1回目の演奏がいいです。何度も取り直していると、妙なところでつっかえたり、同じところで何回も間違えるといった、変な負のループに陥ることがあります。なので、1回目は大事にしましょう。

そうしてほぼ全トラック取り終えれば、トラックアレンジの追い込みです。別な楽器を重ねたり、逆に減らしたりを指し、曲のアレンジ自体はミックス時になります。そうして全トラック完成したら、MIDIデータで録ったトラックをオーディオ化します。MIDIのままでは、トラック別のエフェクト効果をつけにくいことやバランスが取りにくいことがあるので、オートメーションを使うことも考え、オーディオ化した方がいいでしょう。

このとき、タイミングがかぶってないトラック同士をまとめたりするのもいいのですが、たとえ数小節のフレーズでも別トラックにしておいた方がいいでしょう。それは、エフェクトの具合を調整するのに面倒にならないからです。

そうして、全トラックがオーディオ化できたら、いよいよミックスです。