録音

まずは認識を改める

2010年 07月 31日 16:23 | カテゴリー: 録音
2010年 07月 31日 16:23
録音

DTMいうといろいろな取り組み方はあるが、基本的には録音して曲の形に仕上げるものだ。もちろんここにも音作りは存在する。

目標はCDに落とし込むまでだ。段階でそれぞれエフェクトなども使い方が違ってくる。たとえばコンプやEQをかけるのもミックス中とマスタリングではかける量も強さもまるでちがう。ましてや録音時とミックス時ではさらに違う。

なので他のパート(アンプやエフェクターなど)で作った自分の気に入った音をなるべく変化させず、さらに曲として成り立たさなくてはならないわけだ。

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当然といえば当然だが、普段聞いているCDなどのギターやベースといった楽器音は演奏者本人の作り出した気に入っている音とはまるで違うということを、最初に頭に入れてもらいたい。

簡単に言うとCDから鳴る音を良いと思ってギターの音を作っても意味はないということだ。たとえばギターを録音するのに最適なマイクの一つにShure SM57(右図)があるがこれのカバーする領域は40Hz〜15kHzでギターアンプの再生するレンジの広さには及ばない(右下図)。でも銘記と呼ばれるのには別なところに理由があるからだ(これは別項目にて)。

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要は録音というのはマイクやアウトボード、卓といった各機器を通した音に過ぎず、フィルタリングされている音を曲という形でバランス良く仕上げることなのだ。だからギターアンプの音がしょぼくても録音すると張りがあるとか、その逆もしかりでいかようにでも変わるのだ。よって曲に的した音をつくことが必要となる。ライブのようにアンプで一つの音をゴリ押しすることなどもってのほかだ(たとえエフェクターを使って曲中のサウンドバリエーションがあってもアンプが再生する音は変わらないという意味だ)。バリエーションをいくつも持っている必要があるのだ。

そこで便利なものはアンプシミュレーターだ。これに関して詳しくは流行のPODを使ってサウンドメイキングパートで説明するが、これ自体もやり方を間違えるとしょぼくしかならない。

そして曲として仕上げるために様々な楽器の有効周波数帯(どういう効果を持つ周波数帯)なのかを知る必要があるだろう。それらをバランス良く仕上げることで曲が成り立つということだ。

まずは初心者にありがちな「CDの音が楽器の良い音」という認識を、「楽器の音は録音すると変わる」という認識に改めて欲しい。つまり、CDから再生されるギター音などはアンプやエフェクターでは作れないということだ。だから例を挙げると「ドンシャリ」という音は本来CDの音であって、それをアンプで作るとなると本来のギターが持っている音はしないし、バンドに溶け込むこともないから浮いた音にしかならないのだ。ギターの一番おいしい音をわざわざアンプから出力することなく録音するのは失敗の元だと言うことだ。

では、録音に適したギター音とは...ということで、ギターに関してはアンプ、サウンドメイキングパートなどを参照してもらって、録り方、音の処理方法などをこのDTMパートで説明していこう。では、次回。